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設立趣旨
 
「けいはんな大学院・研究所における教育研究連携」協定に至るまでの経緯
2004年7月に長尾前京大総長より「けいはんな連携大学院構想」が提唱され、以降、京都大学大学院 情報学研究科、大阪大学大学院 情報科学研究科、奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科の3大学研究科長及び関係教員により、連携のあり方やプロジェクトの具体化などを検討しました。

そして、2005年12月に3大学研究科長による「けいはんな大学院・研究所連携に係る申し合せ」が締結され、けいはんな連携大学院を発足しました。その後、複数のプロジェクト案を検討し、ソフトウェア人材育成コースとユニバーサルコミュニケーションコースを開設しました。
「けいはんな大学院・研究所における教育研究連携」の目的
IT分野において、産学連携、学学連携、地域連携を通して研究機関群と大学・大学院が連携協力して、世界的な視野の人材育成を目指します。各研究所・各大学が比較的強い分野で共通するものについて、これを連合して「強い分野をさらに強くする」という考え方に立ち、情報学において世界をリードする人材育成を目的といたします。
連携コースの具体化
けいはんな学研都市には最先端ICT技術の研究開発と社会展開を目指している研究機関が数多く集まっています。そこで、2006年10月情報通信研究機構(NICT)、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、NTT コミュニケーション科学基礎研究所と3大学は連携して、ユニバーサルコミュニケーションコースを開設しました。ICT分野での人材育成を社会連携強化の場とする活動を開始しました。

また、IT社会からの要求の強いソフトウェア人材の確保を目標に、けいはんな連携大学院を核として関西地域の大学集団と企業群を巻き込んで、ソフトウェアコースを開設しました。2007年度から活動を開始し、現在9大学4企業と連携で「ITSpiral」コースを推進しています。
 
けいはんな大学院・研究所における連携のあり方
 
1.同一専門分野の結集による高度人材育成
情報学・情報科学という広範囲な分野においては、日本の各大学とも秀逸な人材をすべての分野において、十分に整えられているわけではありません。本連携構想では世界的な視野での人材育成を課題とし、各々の大学が比較的強い分野で共通するものについて、これを連合して、「強い分野をさらに強くする」をいう考え方に立ち、情報学において世界をリードするような人材の育成を図ることを目的としています。

教育を受ける学生にとっては、学会の研究会のように、同一分野あるいはその周辺分野の異なる視点や異なる発想からの教育指導を享受できます。
2.魅力ある情報学・情報科学の構築と民間研究所との連携による高度人材育成
けいはんな地区の研究所群には、日本の情報学・情報科学分野の人材が結集しており、京都大学大学院 情報学研究科、大阪大学大学院 情報科学研究科、奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科の3大学とけいはんな研究所群の新たな連携に基づく人材育成の拠点を形成することは、若者の情報離れを阻止し、21世紀の情報学・情報科学の研究・教育拠点のあり方を模索する上で重要だと認識しています。

教育指導を受ける学生にとっては、国家的なプロジェクトが多数推進されている民間研究所において、社会的なニーズを踏まえた研究プロジェクトにも参画できることは、研究者・技術者としての成長に意義深いものがあります。
3.競争的資金の獲得とけいはんな地区の活性化
けいはんな地区研究所群と近隣の大学の連携をもとに、各種競争的資金の獲得を初めとして、強い財務体質を構築することは人材育成の上でも研究推進の上でも重要です。
 
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